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?Non-Repudiation of Origin (発信元否認防止)
発信者が、メッセ−ジを送信しているにもかかわらず、送信の事実・内容を否認した場合における当該否認を拒否するためのセキュリティ機能である。
?Non-Repudiation of Receipt(受信否認防止)
受信者が、メッセ−ジを受信しているにもかかわらず、受信の事実・内容を否認した場合における当該否認を拒否するためのセキュリティ機能である。
4.セキュリティの技法
セキュリティ機能を実施するためには、暗号化技法との組み合わせでセキュリティの目的を達成するための仕組み(セキュリティ・プロトコル)が必要であり、次のような技法が必要となる。
(1)暗号化技法
暗号化技法は、情報を解読できないようにして、権限を持たない者などによるアクセスから保護するためのもので、この技法には、?秘密鍵暗号方式と、?公開鍵暗号方式がある。
?秘密鍵(対照型秘密鍵)暗号方式
秘密鍵方式では、暗号化と復号化に同じ鍵を使用することになり、発信者と受信者が、あらかじめ同じ鍵を秘密に持つことになる。この方式では、発信者が、暗号鍵を用いて情報を暗号文に変換して相手方に伝送し、この暗号文を受け取った受信者が暗号鍵を用いて元の情報に復元するということが行われる。
この方式には、非常に効率的であるという利点があるが、秘密鍵をネットワ−ク経由で通常の方法で相手方に渡すとその際に盗まれるという危険性もある。この方式には著名なDES(Data Encryption Standard)がある。
?公開鍵暗号方式
2つのキ−の組を用いて暗号を処理する暗号化技法である。この方式では、暗号化は誰がしてもいいがその復号化は特定の受信者一人に限るとするものと、その逆の方法(暗号

 

 

 

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